世界経済 2007 11 4
2007年11月3日の日本経済新聞には、
デビッド・ロックフェラー氏のインタビュー記事があります。
私の勘違いかもしれませんが、
同氏が、このようなインタビューに応じるのは珍しいかもしれません。
この記事によって、同氏の考え方がよく理解できます。
しかし、私は、世界経済や市場経済に対して、異なる考え方を持っています。
なぜならば、私は、世界経済や市場経済を、政治的な視点で見ているからです。
どのような理想を持って未来に挑戦しても、政治は、結果責任です。
どのような結果が生まれたのか、それが問われるのです。
激動の20世紀を振り返って、民主主義が生み出した結果は、どうだったのか。
それは、不幸にも、20世紀の独裁者は、選挙を経て独裁者となっています。
民主主義の理想は、素晴らしい。
しかし、民主主義は万能ではありません。
民主主義が不幸な結果を生まないように努力しなければならないと考えています。
市場経済やグローバル企業の理念は正しいと思います。
しかし、それが、どのような結果を生み出すのかを十分検証していく必要があります。
さて、インタビュー記事の中で、経済学者シュンペーターのことが出てきます。
私も、若い頃、シュンペーター経済学を勉強しました。
教訓 didactic discourse 2004 4 24
ヒトラーは、彼の著書「我が闘争」で、このように書いています。
「民衆の圧倒的多数は、冷静な熟慮より、
むしろ、感情的な感じで考え方や行動を決めるという女性的素質を持っている。
大衆の受容力は、非常に限られており、
理解力は小さいが、そのかわり、忘却力は大きい。
効果的な宣伝は、重点を、うんと制限して、
そして、これを、スローガンのように利用し、継続的に行なわなければならない。」